線維筋痛症100の質問:26. 医師は線維筋痛症を病気として認識していますか?

線維筋痛症

多くの医師は、医学部での研修中に線維筋痛症の教育を受けていません。

その結果、多くの医師がこの疾患の診断や治療に不安を感じています。

調査によると16%から71%の医師が、線維筋痛症の症状を認識することに抵抗があり、
また、25%から73%の医師は、線維筋痛症の症状の鑑別に全く自信がないと答えています。

教育が重要であり、医療界が教育に力を入れ、より良い医療が提供されるようになれば、線維筋痛症は認知され、受け入れられるでしょう。

補足)

日本においては2007年の段階では認知度は極端に低かった。

2007年松本美富士氏らは、三重県中勢地区、名古屋市瑞穂区、東京都千代田区・中野区で、内科、整形外科リウマチ科、小児科など、線維筋痛症の患者が受診する可能性がある10種類の標榜科の医師3000人を対象に、郵送アンケートを実施した。回収率は平均38.3%だった。

その結果、疾患概念まで認知していると答えた医師は、全体で32.2%、病名は知っていると答えたのは38.4%で、28.4%は病名すら知らなかった。

日経メディカルより抜粋

2012年にリリカが線維筋痛症の保険適応薬となってからは医師の認知度も上がっておりリウマチ医においては認知度90%以上となっているそうです。

知られれば知られるほど研究されるものなので、認知度が上がっていってるのは良い兆しですね😊