薬物療法が痛みの治療に効果があるのは明らかです。しかし、線維筋痛症の痛みに最適だと証明された単一の薬剤はありません。したがって、医師は多くの選択肢の中からどれが患者にとって最も利益をもたらすかを判断する必要があります。
医師に処方された通りに服用し、用量を抜いたり省略したりしないことです。
そうすることでのみ、信頼性が高く最適な結果を得ることができきます。
これは、いくつかの薬は定期的に服用する必要があり、他の薬は望ましい効果を達成するために必要に応じて服用する可能性があるからです。
筋痛症においてさまざまな程度の成功を収め試されている薬物には、次のようなものがあります。
非麻薬性鎮痛薬(タイレノール、トラマドールなど)
• 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)
・ 筋弛緩剤
・三環系抗うつ薬
• セロトニン再取り込み阻害剤 (SSRI)
• セロトニンおよびノルアドレナリン再取り込み阻害剤 (SNRI)
• 抗けいれん薬
・抗痙攣薬
・睡眠補助薬
・デヒドロエピアンドロステロン (DHEA)…性ホルモンの元になるもの
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補足
日本においてはリリカ(プレガバリン)が2012年に「線維筋痛症に伴う疼痛」で承認され現在第一選択となっております。
薬の副作用が強く出る方はリリカやサインバルタよりもノイロトロピンのほうが効果的な場合があります。