線維筋痛症は、様々な症状や特徴からなる異質な疾患であることを認識することが重要です。
効果的な管理は、これらすべての要因を考慮しなければなりません。
線維筋痛症の治療を成功させるためには、3つの段階からなる治療法を用いて行います。
治療法を単独で行うことは、多くの場合、失敗する運命にあります。
第一段階
根本的な原因となる因子を特定し、対処する。
すなわち、睡眠、食事、結合組織の問題、甲状腺異常、DHEA欠乏症など）
『補足』 DHEA(デヒドロエピアンドロステン：Dehydroepiandrosterone）は、欧米などで注目を浴びている『若返りのホルモン』と呼ばれる物質です。 男性ホルモン・テストステロンや女性ホルモン・エストロゲンをつくる材料になりますが、それ以外にさまざまな働きを持つことが報告されています。 ・免疫力アップ ・糖尿病予防 ・代謝アップ ・動脈硬化を予防 ・ストレス緩和 などなど DHEAを増やすには1日5分程度の軽い筋トレ。食事ですと自然薯、山芋、長芋などが良いと言われています。
Bitly
amzn.to
第一段階では、根本的な原因に対処するため、必要に応じて適切な薬物療法を実施します。
もうひとつ重要なことは、筋膜痛と原因因子に関する教育です。
特定の問題をコントロールし、改善することができれば、第2段階を開始することができます。
第二段階では、筋膜リリース、マッサージ、理学療法、そして必要であればトリガーポイント注射を行い、痛みのある圧痛点を減少させます。
最終段階は、有酸素運動により、衰えた持久力を回復させます。
しかし、筋肉が修復されるのに必要な要因を修正する前に、運動を実施した場合、さらに悪化する可能性があります。
